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ヘルペスの潜伏期間はどのくらい?症状が現れるまでに個人差はあるの?

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続いて、ヘルペスの潜伏期間について、見ていきましょう。個人によって多少差はありますが、一般的な目安があり、単純疱疹でHSV-1感染で発症する口唇ヘルペスの場合は3~7日と言われています。一般的には口の周りがチクチクするといった症状から始まり、そこから赤みがかった腫物ができて、水泡になります。成人が罹患すると重症化しやすい傾向があります。発熱やリンパ節の腫れ、倦怠感を伴うことがあります。アトピー皮膚炎や免疫異常の持病があるとさらに重症化しやすいと言われています。こういった持病がある方で口唇ヘルペスと思われる症状が出たら注意が必要です。早めに医療機関を受診しましょう。

HSV-2の潜伏期間は5~10日くらいと言われています。性器の周りに赤い水ぶくれができ、残尿感や神経痛、高熱を伴うこともあります。初感染による急性型の場合、症状が重くなりがちです。まれに脳髄膜炎の併発や激しい痛みで入院が必要なケースもあります。過去に性器ヘルペスに罹患した方に見られる再発型では軽症になることが多いです。

帯状疱疹の場合については神経節に潜伏していたVZVウイルスが引き起こします。疲労や病気が引き金になって発症し、潜伏期間については特定できません。帯状の赤みがかった病変ができます。病変を水痘にかかったことのない乳幼児が触ると、水痘に感染するおそれがあります。帯状疱疹の場合は宿主の体調変化に伴って発症し、老化で免疫力が低下すると発症しやすいというデータがありますが、若年層でも発症します。若年層の場合は過労やストレスが主な原因です。

単純疱疹の場合は個人差は多少あるものの、潜伏期間はほぼ決まっています。病状や治癒するまでの期間もある程度予測できるようです。初感染の場合はあごや耳の周辺のリンパ腺が腫れることもありますが、再発のケースでは口の周りに症状が限定されることが多いとされています。対して、帯状疱疹の場合はどのタイミングで発症するのか、読みにくいところがあります。老化による免疫力低下で発症するリスクは確かに高まります。ただし、VZVウイルスが体内に潜伏している高齢者がすべて発症するわけではありません。

また、単純疱疹と区別がつきにくいケースもあります。その場合は医療機関で血清診断を行います。皮膚の病変が出た日を1日目とすると、4~5日目あたりから抗体の数が上昇します。ヘルペスにかかり得る要因が思い当たる場合は速やかに医療機関を受診しましょう。症状が出てからすぐに治療すると早く治ります。