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ヘルペスの治療薬の種類の中でも広く使われているものにはどんな特徴がある?

男性と話している医者

ヘルペスの治療薬にどのような種類があるのか、見ていきましょう。単純疱疹と帯状疱疹で少し事情が異なります。口唇ヘルペスの治療薬はアシクロビル、ビタラビンといった抗ヘルペス薬を使用します。通常は内服薬として用いていますが、重度の場合や免疫異常の持病がある方には点滴でこれらの薬を投与します。全身への二次感染防止に抗生物質が投与されることもあります。

尚、市販の抗ウイルス外用薬はウイルスの耐性化を招くおそれが指摘されています。自己判断で使わないほうがよいでしょう。また、口唇ヘルペスに効くとされている市販薬はあくまで再発時を対象としたものです。医師からヘルペスの診断を受けたことがない人が素人判断で使うのはお勧めできません。使用するなら医師の診察を受けてからにしましょう。

性器ヘルペスの場合もアシクロビルやビタラビンが投与されます。口唇ヘルペスと異なるのは投与日数による投薬内容の見極めです。5日投与しても症状の改善が見られない場合は細菌による二次感染が疑われます。場合によっては他の疾患の可能性も視野に入れて治療が行われます。

アシクロビルはウイルスのDNA複製を阻害して、増殖を防ぐ薬です。この薬の成分は腎臓から排出されるので、腎機能に障害がある方や高齢者については用法・用量を調整して使用する必要があります。

次に帯状疱疹の治療薬を見ていきます。帯状疱疹でもアシクロビルが使われています。帯状疱疹の場合は患者の免疫力によって病状が左右されることがあります。治療開始が遅れると、若年の患者でも重症化します。

通常は服薬ですが、重症化が懸念される場合は点滴になることもあります。水ぶくれがひどい場合は細菌による二次感染防止が図られるため、化膿疾患外用薬や抗生物質が使用されることもあります。皮膚の病変が治まった後も続くケースでは痛み止めを処方しています。

まれに炎症がひどくなって、運動麻痺が起こる事例があります。その場合は入院して、抗ウイルス薬の点滴と留置用バルーンカテーテルが使われます。また、高齢者が感染すると、神経痛が残ることがあり、ひどい場合は衣類の着脱が困難になります。該当する症状が見られたら速やかに医療機関を受診しましょう。早期に治療を開始すれば後遺症のリスクも減らせます。

ヘルペスの治療薬について見てきましたが、症状によってあらゆる薬が併用されています。自分の体の症状を医師に的確に伝え、適切な投薬を受けられるようにしましょう。