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ヘルペスが自然治癒することはある?薬を使わずに症状は消えるの?

心配している男性

今回はヘルペスが自然治癒するか否かについて見ていきます。自然治癒とは私たちの体内に備わっている病気を回復させる機能のことです。まずは単純疱疹について触れていきましょう。口唇ヘルペスと性器ヘルペスで事情が異なります。

口唇ヘルペスの場合、口周辺のムズムズ感から赤みがかった腫物ができます、やがて、水ぶくれが発生して、やがてかさぶたになります。7~10日で自然治癒する場合もありますが、成人で初感染が疑われる場合は重症化することがよくあります。
また、免疫異常の持病やアトピー性皮膚炎の方も重症化しやすくなっています。こうしたケースでは医療機関を受診して、投薬による治療が望ましいでしょう。

再発では軽症になるケースが多く見られますが、ひんぱんに再発するのであれば、医師に相談しましょう。場合によっては抗ウイルス薬を使う必要があります。

性器ヘルペスについても2~4週間で自然治癒します。ただ、ごくまれに無菌性骨髄膜炎やウイルス血症を併発することがあります。ウイルス血症になると全身感染を起こすこともあるため、医療機関を受診して、治療を受ければ2週間程度でほぼ確実に治ります。

帯状疱疹の場合でも自然治癒するケースがあります。ただし、高齢者や免疫力が低下している人は自然治癒を待っている間に重症化することがあるため、医療機関を受診しましょう。特に高齢者の場合は帯状疱疹後神経痛のリスクがあります。帯状疱疹が治った後もしつこい神経痛に悩まされます。通常は数か月で痛みは治まりますが、10年以上、痛みが続くケースもあります。

ラムゼイ・ハント症候群という合併症が出ることがあります。顔面の神経がお侵され、味覚障害や耳の発疹などが出ます。このような合併症のリスクを軽減するためにも、速やかに医療機関を受診しましょう。単純疱疹、帯状疱疹とも自然治癒することがあります。長くかかるものでも4週間くらいで自然治癒します。

しかしながら、免疫異常やアトピー性皮膚炎のような持病がある方は要注意です。高齢者や免疫力が低下している方も同様で、自然治癒を待っている間に重症化することがあります。

単純疱疹、帯状疱疹とも生命の危険につながるほど重症化することはまれです。注意すべきは症状が消えても体内にウイルスが潜伏した状態になることです。不摂生やストレスで免疫力が低下すると再発しやすくなります。発症時に医療機関で治療を受け、ウイルスをできるだけ体内に残さないことが重要です。