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ヘルペスが母子感染しないよう気を付けておきたいポイントとは?

ヘルペスには母子感染のリスクがあります。母親が性器ヘルペスに感染している場合、出産時に胎児に感染させることがあります。母子感染は出産時に産道を通る際に起こり、胎児が新生児ヘルペスにかかると、50~60%の確率で死に至ります。生存できても重度の後遺症が残ります。

では母子感染しないようにするポイントを見ていきましょう。それは妊娠中もしくは妊娠の可能性がある女性が性器ヘルペスに罹患した場合の治療です。一般的には抗ウイルス薬が使われますが、胎児への影響を考える必要があります。抗ウイルス薬による治療上の有益性が胎児への影響リスクを上回る場合に使用されます。抗ウイルス薬の一種であるバルトレックスやアシクロビルは安全性が確認されています。

性器ヘルペスを発症した妊婦の罹患期間を短縮できれば母子感染リスクを減らせます。出産までに治療できる見込みがある場合、抗ウイルス薬が投与されることがあります。尚、性器ヘルペスに初感染の場合、胎児が新生児ヘルペスに罹患する確率は50%程度です。再発の場合でも3%くらいの確率で罹患すると言われています。初感染で分娩まで1か月程度しかない、病変が外陰部にある場合は帝王切開が勧められます。

理想はこの病気に罹患しないように健康管理を行うことです。栄養バランスの取れた食事と十分な睡眠でコンディション維持に努めます。ただ、妊娠中はどうしても体調を崩しがちですから、性器ヘルペスの兆候が見られた場合は速やかに医師に相談しましょう。

初感染の場合、自覚症状が現れにくいことがあります。ただ、多くの場合、性的接触から4~7日で性器に水ぶくれができます。排尿困難や便秘を伴うケースもあります。少しでも疑わしい事象があったら医師にその旨を伝えましょう。初感染の場合は血清学的診断で判別できます。

具体的な治療方法について触れます。病変の治療には抗ウイルス薬を塗布する方法が用いられますますが、内服薬を使うケースもあります。
重症化の恐れがある場合は点滴を行うことも出てきます。

いずれにせよ、早期に気付いて治療を開始すれば、早く治る傾向があります。使用する薬の量も総じて少なくなり、胎児への影響も少なくなります。妊娠中に性器ヘルペスを発症しても妊娠の継続は可能です。どうか、慌てずにどのような症状が出ているか確認してください。確認した内容を確実に医師に伝えて、適切な治療へ結びつけることが重要です。